ピンクリボン

スペインのピンクリボン運動(乳がん啓発)に集まった海外有名人たち

スペインでは毎年25,000人程度が乳がんを発症している。一生涯のうちスペイン人女性の8人に1人が乳がんを経験するのだ。ピンクリボン運動は乳がんに対する世間の関心を広め、女性にとってはかなり身近なリスクだということを啓発するための活動だ。活動を支援する有名人たちがピンク色の服やアクセサリーを身に着けてメディアに出ることで乳がんリスクの認知度向上に貢献している。近年では、芸能界だけでなくスポーツ界にも支援の輪が広がっている。

ピンクリボンについて

シンプルなピンク色のリボンがこの運動のシンボルだ。ピンク色はがんとの闘いを応援する色で、主催者によると「乳がんはつらい病気だが、早期に診断すれば治療できるし、なにより正しい情報を知ることが必要以上の恐れや不安を取り除くことになる」という。

スペインでは1992年から雑誌『Self』がこの運動に参加し、ピンク色のリボンを乳がん検診啓発のアイコンとして広めている。早期検診を受けることの大切さを伝え、乳がん患者たちの支援にも取り組んでいる。

スポーツ界にも広がるピンクリボン運動

数年前からはスポーツ界にもピンクリボン運動が広がっている。チームや団体、選手個人など、サポートの仕方は様々だが乳がん検診の啓発に協力する人たちは明らかに増えていると言える。サッカークラブではセルタ、レガネス、レバンテ、テネリフェがクラブのエンブレムをピンク一色に染めて、この運動に参加している。


バスケットボール界からもピンクリボン運動に参加するクラブが集まっている。リーガACB(スペインのプロ・バスケットボール・リーグ)に所属するウニカハやバスコニアをはじめ、スペイン・バスケットボール協会もソーシャルメディアに選手や監督がピンク色のリボンを身に着けた姿を投稿した。特に、バスケットボール協会は、1993年にヨーロッパ・チャンピオンに輝いたラウラ・グランデが自身の乳がんとの闘いについて振り返るメッセージを投稿し、フォロワーたちに積極的にシェアするよう依頼をしている。



エストゥディアンテスにいたっては、なんとリーガ・エンデサのバルセロナ戦でピンク色のユニフォームを着るという。選手がピンクリボン運動用の特別ユニフォームを身にまとった姿をツイッターに投稿した。



有名人たちにも支援が広がる

現在までに、多数の有名人からもピンクリボン運動を支援するメッセージが集まっている。

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クリスティーナ・ペドロチェはスペインのブランド”La Petrita Chica”のアランチャ(彼女は過去に2度乳がんを克服している)と一緒に撮った写真をインスタグラムに投稿。

「彼女は人生のすべてを知っている気がします。喜び、強さ、生きる意志の強さを感じます」とコメントし、「乳がんは早期に発見すれば治療できます。定期的に婦人科で検診を受けるようにしてください」とつづけた。

先日ハメス・ロドリゲスと離婚をしたダニエラ・オスピナからも支援のメッセージが届いた。バレーボール選手としても活躍する彼女は、乳がんと戦うマリア・ダニエラのビデオをインスタグラムに投稿。

「笑顔でいること、希望を失わないこと、いつも幸せでいることの大切さを教えてもらいました」とコメントし、彼女のことを「とても勇敢な戦士であり、先生」と評したうえで、「感謝しても感謝しきれません。あなたの姿を見ると、自分が刺激されて、勇気が湧いてきます」と結んだ。

その他にも、イケル・カシージャス、アントニオ・オロスコ、チェノア、エドゥルネもピンクリボン運動を支援するメッセージを発表し、乳がんと戦う女性たちへのサポートを呼び掛けた。

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