チェルシーのオーナーであり、世界的な大富豪であるロマン・アブラモヴィッチが3人目の妻との離婚を発表。妻であったダリア・スコワさんとの夫婦関係は10年間で終わりを迎えた。なお、二人の間には子供が二人いる。
アブラモヴィッチが離婚を発表
アブラモヴィッチと妻のダリア・スコワは、8月7日に二人の共同名義で離婚を決断したことを発表した。合意のうえでの決断だという。
ダリア・スコワはモスクワで「モダン アート ガレージ センター」というアートギャラリーを運営しており、「Kova & T」という衣料品ブランドの共同オーナーも務めている。
「10年間生活を共にしてきたが、離婚することになった。非常に難しい決断だった」と二人はコメント。アブラモヴィッチは妻のためにロシアに帰国しているという。
合意のうえでの離婚だと強調
発表した声明の中で、二人はこれからも「友人」であり、二人の子供（アーロン7歳、レア4歳）を一緒に育てていくと強調している。
また、ダリア・スコワが立ち上げた複数のプロジェクトについても、引き続き二人で協力して進めていくと発表した。
アブラモヴィッチは50歳になるが、ダリア・スコワ（36歳）とは2005年に知り合ったという。彼女もまたロシアの大富豪の娘であり、2005年当時アブラモヴィッチはまだ2番目の妻と結婚していた。二人は2008年に結婚をしたが、1年後にはもう「うまくいっていないらしい」と噂になっていた。
歴史上最も高額な離婚慰謝料
アブラモヴィッチの現在の総資産はおよそ92億ドル（およそ1兆円）だといわれており、ロシアでも指折りの資産家である。
アブラモヴィッチは、過去に二回離婚をしている。
2番目の妻イリーナさんとの間には5人の子供がいたが、2007年に離婚。この時、最終的にアブラモヴィッチの資産の半分程度を慰謝料として支払ったという。当時のアブラモヴィッチの資産を考えると、慰謝料は1兆円に達したのではないかと言われており、この離婚劇は「史上最も高い離婚慰謝料」と呼ばれた。
最初の妻オルガさんとは1989年に離婚しており、当時アブラモヴィッチは後に巨万の富を得ることになる仕事を始めたところだった。