ボクシング

メイウェザー対マクレガー戦は失敗するだろう

メイウェザー対マクレガー。ふたりの対戦までもうひと月を切ったが、ペルーの『ラ・テルセラ』によると、チケットはいまだに売れ残っている模様。しかし、イベント主催者は楽観的だ。

高すぎるチケット価格が原因?

8月26日にラスベガスで行われる世紀の対戦。この試合は多くのファンの関心を集めているが、生観戦をしたい人はあまりいないようだ。一番の理由は高額なチケットだ。チケットは一番安くても3,500ドル(約40万円弱)もする

あまりにもチケットが高すぎるため、多くの人は自宅で観戦することを予定している。また、一部の人はチケット価格が下がるのを待っているという。彼らによると、試合が行われる週末のホテルの部屋はまだ空いているそう。そういったホテルの中には、試合が行われるTモバイルアリーナを所有するMGMグループのホテルも含まれている。



しかし、プロモーターのレオナルド・エジェルベは失敗を認めていない。「メイウェザー対パッキャオ戦で記録されたレコードを超える売り上げを達成できると考えている」とレオナルド。

しかし、メイウェザーとマクレガーが一触即発でにらみ合う記者会見を行って話題を作ったにもかかわらず、売れ行きは依然として低調だ。

金儲け目的の試合は過去にも失敗している

実際、こうした金儲け目的の試合は過去にも失敗を積み重ねている。例えば、1976年6月に行われたモハメド・アリと日本の空手家(*原文ママ)アントニオ猪木との試合だ。このアジア人はリング上で行われる競技で世界一になることを目指していた。したがって、猪木がアリのスピードをどう抑えるかが試合のカギだった。

しかし、試合は引き分けに終わり、見るべきものもほとんどなかった。当時取材した記者は、この試合を「アリのキャリアをとおしてもっともみっともない試合」だったと述べている。