ペリトモレノ

2017年11月付★パタゴニア旅行情報(ブエノスアイレス – エルカラファテ – エルチャルテン)

番外編として、2017年11月にアルゼンチンのパタゴニア地方に行ってきたので、移動手段、物価、現地ツアーなどの情報をお伝えします。

目次

  1. 日程とルート
  2. ブエノスアイレスからエルカラファテに移動
  3. エルカラファテ滞在(カヤック、氷河クルーズ)
  4. エルカラファテからエルチャルテンに移動
  5. エルチャルテン滞在(トーレ湖ルート、フィッツロイルート)
  6. エルチャルテンからブエノスアイレス市内へ(ホルヘ・ニューベリー空港経由)
  7. ブエノスアイレス(カミニート、市内バス)
  8. ブエノスアイレス中心部からエセイサ空港へ移動

日程とルート

時期:
2017年の11月初旬。6泊10日(3泊分は機内)。

ルート:
ブエノスアイレス – エルカラファテ – エルチャルテン – ブエノスアイレス

  • 成田/羽田からブエノスアイレスはおよそ25 – 35時間。距離が遠く直行便はない。
  • 行きは日本からエルカラファテまで一気に行った。ブエノスアイレスはトランジットのみ。
  • エルカラファテで3泊。カヤックと氷河トレッキング。
  • エルチャルテンで2泊。トーレ湖ルート、フィッツロイルートのハイキング。
  • ブエノスアイレスで1泊。カミニート地区。アサード(BBQ)。

ブエノスアイレスからエルカラファテに移動

時間を優先して空路で移動した。エセイサ空港に到着後、徒歩でターミナルを移動してそのままエルカラファテ行きの便に乗り継いだ。

航空券:
Aerolineas Aregentinas のウェブサイトで購入。
http://www.aerolineas.com.ar/en-us/booking_and_services/flight
価格:
USD 250 – 300 程度。

他には LATAM(https://www.latam.com/en_un/)でもブエノスアイレスーエルカラファテ便を運航している。

注意:
ブエノスアイレスには空港が二つある。国際線が多いエセイサ空港と国内線が多いホルヘ・ニューベリー空港(アエロパルケ)。東京でいう成田と羽田のような関係。日本からブエノスアイレスに行く場合、おそらくエセイサ空港に到着するので、ブエノスアイレスーエルカラファテ便がエセイサ空港発なのかアエロパルケ発なのかは要確認!

アエロパルケは市内中心近くにあるが、エセイサ空港は中心から50kmくらい離れている。空港間を結ぶシャトルバスがあるが、ブエノスアイレスは渋滞がひどいときがあるので時間に余裕を持った方がよさそう。移動に2時間は見ておいた方がよい。飛行機の乗り継ぎの場合はさらに余裕を持って3時間は見ておいた方がよいと思う。

エルカラファテ空港から市内へ

シャトルバスを利用。値段はたしか160ペソまたは10ドル(現金払いのみ)。
到着ゲートを出るとすぐにバスやタクシーのカウンターがある。小さい空港なのであまり選択肢はなさそうだった。

注意:
空港にはATMがひとつしかなく、私がついたときは現金切れでペソをおろせなかった。米ドルまたはペソの現金をあらかじめ100ドル程度は持って行った方がよい。

エルカラファテ滞在(カヤック、氷河クルーズ)

ホテル:
ブラ・ゲストハウス

街の中心部に近いので、アクセスは便利だった。キッチンや共有ロビーもあり。私は泊まらなかったが、中心からは少し離れたアメリカ・デル・スールもよさそうだった。そちらの方が敷地が広く、建物も大きい。

現地ツアーその1:
カヤック(https://www.kayaksantacruz.com.ar/english-rl

これは現地で予約した。一日ツアー(7:30 – 17:00くらい)で値段は2,500ペソくらい。およそ1ペソ=6.5円だったので、16,500円

朝7:30ごろにホテルに車が来て客をピックアップ。1時間ほど車で走って川上に行き、まずは二人乗りカヤックで川下り。

カヤック

その後、上陸して半砂漠地帯をトレッキング。恐竜の化石などを見ることができる。

トレッキング

その後、再度カヤックをしてアクティビティは終了。帰りは車でホテルまで送り届けてくれる。

現地ツアーその2:
ビッグアイス(http://www.hieloyaventura.com/HIELO2015/bigice-glaciar-perito-moreno-eng.html

かなり人気のツアーで氷河トレッキングをするもの。同じ会社がミニトレッキングも催行しているが、氷河の上にいる時間と行く場所が異なる。ビッグアイスは氷河の中心まで行き3時間半ほど氷河上にいるが、ミニトレッキングは氷河の端を歩くのみで1時間半ほど。ハイシーズンではなかったが40人ほどの参加者がいた。ハイシーズンに行く場合は事前に予約をした方がいいと思われる。

ビッグアイスの価格は5,600ペソ。およそ36,500円。朝7:00にホテルでピックアップし、帰りは夜19:00ごろだった。

まずバスでロス・グラシアレス国立公園の展望台に行き、氷河を対岸に眺める。その後、船で氷河側へ移動し、まずは陸路を1時間ほど歩く。

ペリトモレノ

ペリトモレノ

その後、氷河に到着し、アイゼンを装着して10人ずつのグループに分かれて氷河の上をトレッキング。終了後は来た道を戻る。全体で5時間ほどは歩くので、それなりに体力が必要だった。靴もトレッキングシューズがあった方がいいと思う。

ペリトモレノ

ペリトモレノ

手袋は必須。天気がいい場合は、サングラス、日焼け止めも必須。ツアー代のほかに国立公園の入場料で500ペソ必要。およそ3,250円。

総評:
氷河やパタゴニアの自然を満喫できるので満足度は高い。しかし、エルカラファテの現地ツアーは総じて価格が高いので、楽しむにはお金が必要な街という印象。街歩きをして楽しそうなところではないので、滞在するのならなにかしらツアーに参加した方が有意義に過ごせそうだと感じた。

エルカラファテからエルチャルテンに移動

CalTurhttp://caltur.com.ar/en/home)のバスを利用した。600ペソ。およそ4000円。ホテルまで送迎バスが来て、バスターミナルまで送ってもらい、バスターミナルで大型バスに乗り換えて移動。トイレ付二階建てのバスだった。途中一度休憩があり、3時間ほどで到着した。
8:00、13:30、18:00 の一日三本。

他には Chalten Travelhttp://www.chaltentravel.com/main.php)などもエルカラファテ – エルチャルテン間のバスを運行していた。

チケットは市内中心部の店や、ホテルのフロントで購入できる。ちなみに、エルカラファテのバスターミナルは最近市内中心部から市内の端に移ったそうで、バスターミナルまで徒歩で行くのは厳しい距離にある。

ハイシーズンの場合は2日前にはチケットを手配しておいた方がよさそうだった。



エルチャルテン滞在(トーレ湖ルート、フィッツロイルート)

ホテル:
パタゴニア・ホステル

大き目のホステルで、キッチンやダイニング、ロビーなども広い。エルチャルテンは20分もあればぐるっと回れるほどの小さな町なので、町の中での立地はどのホテルでも問題なさそうだった。

現地アトラクション1:
トーレ湖(Laguna Torre)へのハイキング

トーレ湖

片道9km、3時間ほどのルート。あまり高低差はなく平たんな道だった。

現地アトラクション1:
フィッツロイ(Laguna de Los Toros)へのハイキング

フィッツロイ

片道10km、4時間ほどのルート。最後の1キロはかなり厳しい上り坂で岩を登っていくような感じになる。ここはきつかった。そこを除けばほとんど平坦な道だった。

総評:
エルチャルテンには「トーレ湖」と「フィッツロイ」という2つのメジャーなトレッキングルートがあり、その両方を登った。エルカラファテとは違って無料なのがお財布にやさしい。その他、現地でも氷河トレッキング(ペリトモレノではない氷河)やサイクリングなどのツアーがある様子だった。

注意:
エルチャルテンにはATMが町にひとつしかない。そのため、町に行く前にあらかじめ現金をある程度用意してから行った方がよい。カードが使えない店も多く、あっても故障中で使えないこともある。

エルチャルテンからブエノスアイレス市内へ(ホルヘ・ニューベリー空港経由)

エルチャルテンからエルカラファテ空港

行きと同様に CalTurhttp://caltur.com.ar/en/home)のバスを利用した。600ペソ。およそ4000円。同じくトイレ付二階建てのバスだった。休憩はなく、2時間半ほどで到着した。
8:00、13:30、18:00 の一日三本。

アエロパルケからブエノスアイレス市内

ブエノスアイレスの地理がまったく分からなかったので、タクシーで移動した。サンタフェ通り沿いのホテルまで移動して240ペソだった。1500円くらい。ちなみにメーター式のタクシーだった。

その後ホテルの人に聞いたところ、Radio Taxi というところが信用できるとのことだった。私が利用したのもそのタクシー会社だった。

Radio Taxi
引用元:http://www.memorypoint.net

ブエノスアイレス(カミニート、市内バス)

ホテル:
マララ・ホステル

看板がないので場所は分かりにくい。キッチンや共有スペースは広い。しかし、サンタフェ通り沿いの部屋は一晩中車の騒音がうるさくてぐっすり眠れる環境ではなかった。

現地の移動手段:
バスを利用。地下鉄の窓口で SUBE カードhttps://www.sube.gob.ar/)を25ペソで購入し、25ペソをチャージした。いくらチャージするかは自分で指定できる。日本でいうPASMOのようなカードで、地下鉄や公共バスはこれで支払いができる。また、地下鉄とバスは乗車料金が6.5ペソ~7.5ペソ程度と物価を考えると激安なのでオススメ。

カミニートへは152番のバスで行けた。バスのルートはホテルの人に聞くとよい。ブエノスアイレスはとにかく無数のバスが走っている。

SUBEカード
引用元:http://www.diariomovil.info

ブエノスアイレス中心部からエセイサ空港へ移動

Tienda Leon(http://www.tiendaleon.com/articulo/BMADEZE/)のバスを利用。240ペソ。およそ1500円

Retiro の駅近くに Tienda Leon のバスターミナル(Terminal Madero)がある。そこからエセイサ空港までバスで行ける。といっても私の時は人数が少なかったので乗用車だった。

注意:
ちょうど金曜の夕方だったからなのか、ブエノスアイレスは渋滞がひどかった。バスターミナルからエセイサ空港まで1時間半かかった。時間には余裕を持って移動することを勧める。