ビットコイン

ビットコイン投資に失敗する理由

ビットコインで成功したいのならば、計画的に投資をする必要がある。

多くの人は、適当なタイミングでビットコインを購入して、しばらくしたあと高値で売り抜けよう、と考えているだけだが、残念ながら、それで成功をつかめる確率は非常に低い。

これまでの歴史を振り返ればすぐに分かることだが、ビットコインは投資商品のなかでも最も価格変動が大きい(ボラタリティが高い)商品のひとつなのだ。

実際に過去一年の価格変動は以下になる。

2018年1月:-71%
2017年12月:-42%
2017年11月:-28%
2017年9月:-39%
2017年7月:-36%
2017年5月:-25%
2017年3月:-24%
2017年1月:-35%

1年間のうち、ほとんどの月で大きく値下がりしているのが分かる。

また、ボラタリティが高い商品によく見られる傾向のひとつに、値上がりする前に大きく値下がりすることが挙げられる。

投資家はこの点に十分注意しないと利益を出すことができない。多くの人は利益を得るチャンスを逃してしまうのだ。

ビットコイン投資家が繰り返すミス

多くの投資家は次のミスを繰り返してしまう。マーケットを後追いして値上がりしたところでビットコインを購入し、その数週間後には値下がりしてしまうのだ。

昨年の一年間を通じてこの値動きのパターンは何度も起こっており、とりわけ、仮想通貨マーケットに対する規制が強化されると報道されて以降はその傾向が顕著だった。

最近では、金融系メディアがこぞって「仮想通貨は終わりだ」と報道している。

手慣れた仮想通貨の投資家たちはこうした状況に「FUD」という名前を付けている。恐怖(Fear)、不確実性(Uncertainty)、猜疑心(Doubt)の頭文字を付けたものだ。

ただ、こういったネガティブな報道があるたびに、ビットコインは反発をしてきた。-30%程度の値下がりの後には 、76%、237%、183%、165%、152%の大きな値上がりをしている。

大きな値下がり局面で弱気になり、財産を失うのを恐れて売りもせず、買い増しもせず、そのあとまた値上がりすると強欲になって再度ビットコインに投資する。こういう行動をとっているのが典型的な負けパターンだ。



ミレニアル世代が圧倒的に多い

投資には必ず同じ量の売り手と買い手が存在する。

投機的な投資を行うのはリスクの高い商品を求めている個人投資家であることが多い。一方で、保守的な投資を行う人はボラタリティの低い商品を好み、投資のバランスを最優先する。

仮想通貨のボラティリティが高い理由のひとつはこれで説明がつく。リスクの高い商品がリスクを好む個人投資家を呼び込み、結果としてますますリスクが高くなるのだ。

数年前、アメリカの大手仮想通貨取引所であるコインベースを研究した結果によると、ユーザーの60%が34歳未満だった。ミレニアル世代の若者は、子供がいる年上世代よりリスクに対する許容性が圧倒的に高いのだ。

仮想通貨マーケットの主役がミレニアル世代であることは、ことさら驚くべきことでもない。仮想通貨マーケットに足を踏み入れるにはインターネットなどに親しんだ一定のITリテラシーが必要で、なにより仮想通貨というデジタルな商品を信用できる精神的な素養が必要になるからだ。年上世代の人間の多くは仮想通貨を「なにか胡散臭いもの」と感じており、積極的に手を出したがらない。

結果として、仮想通貨マーケットに参入する者の多くは投資経験の浅い若者ばかりになる。彼らにとっては株式価格が昨年20%近く上昇したことは「つまらない」ことであり、よりエキサイティングな仮想通貨の方が魅力的なのだ。彼らの多くは本格的な下げ相場を経験したことがなく、昨年の下げ局面でも、下げ相場を狙うバイヤーたちが集まっただけであった。

ただ、ここで問題になるのは、彼らの多くが投資の勝負時を知らないということだ。確かに彼らはビットコインを買うことができる。ただし、いつどういうときに売ればいいのかを知らないのだ。ミレニアル世代はリスク商品を好む傾向があるが、そのせいで本来売るべき時を逃してしまう。

2年間で5000%も値上がりした商品であるにもかかわらず、多くの人が損をし続ける理由はここにある。

準備がない=負ける準備ができている

著名な投資家の一人であるジョージ・ソロスはバブル期に投資することをためらわないという。彼は、バブル相場を見つけたら、すぐにバブルに参加し、「火に油を注ぐ」のだ。なぜなら彼は売り時を心得ているからだ。

多くの投資家の過ちは戦略を持たず、感情に任せて投資をすることだ。投資をする時には、買い時と売り時、そして損切りをタイミングをあらかじめ考えておく必要がある。

値上がり相場で早めに利益確定をしてしまうと、「もったいない」という気持ちになるだろうが、損切りの限度を決めておけば損失が拡大するのを防ぐことができる。ベーシックな水準としては、プラスマイナス25%を目安として利益または損失の確定を行うのがいいだろう。

しっかりと利益確定・損切りの戦略を持って投資をすれば、パニック相場でも落ち着いて行動することができるはずだ。

仮想通貨マーケットはまだまだ成功がのぞめる場所だ。しかし、成功をつかむためには戦略を持つことが必要不可欠なのだ。

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