ダリ

ダリも実践した一日2時間だけの睡眠方法

スペイン語メディア「Taringa」の記事を紹介します。

睡眠時間を減らして、活動時間を増やしたい

一日あたり数時間起きていられる時間を増やして、もっと仕事をしたり遊んだりしたいと思ったことはありませんか?また、その上で質の良い睡眠がとれるなら、こんな良い話はないのではないでしょうか?

この記事ではダリやチャーチルが実践した、最大22時間まで起きていられる秘密の睡眠テクニックを紹介します。ただし、睡眠習慣をガラッと変える場合はお医者さんに相談してください。特に、集中力が求められる仕事をしている場合は必ずそうしてください。

過去の人類の睡眠時間

昔の人の睡眠時間: 6時間(20世紀まで)
睡眠のとり方: 4時間睡眠一回 + 2時間睡眠一回 = 合計6時間

昔の人は2回に分けて睡眠をとっていました。そして、2回の睡眠の間に、夜の営み(性的な意味ではなく)をしていました。その時間はとても神聖な時間と考えられており、人々はお祈りをしたり、瞑想をしたり、読書をしたりして過ごしたそうです。

緑色部分が睡眠時間です。

2回に分けて睡眠を取ってみたい場合は、この睡眠方法から始めてみることをお勧めします。最初、つらい場合はもうひとつ30分の短い睡眠をとってみてください。

リチャード・バックミンスター・フラー(アメリカのデザイナー/発明家)の睡眠

睡眠のとり方: 6時間ごとに30分の睡眠を4回 = 合計2時間

リチャード・バックミンスター・フラーは分割睡眠をさらにすすめて、6時間ごとに30分の睡眠をとる方法を開発しました。睡眠時間は計2時間。

フラーがこの睡眠を始めてから2年後、ある医者が彼を診察したそうですが、彼は完全に健康だったそうです。かなり過激な睡眠サイクルです。

サルバドール・ダリの睡眠

睡眠のとり方: 4時間ごとに20分の睡眠を6回 = 合計2時間

ダリのような超人的な人にとっては、これが必要十分な睡眠を快適にとる方法だったようです。実践している人によると、身体もピンピンしているし、実際に健康だとのこと。ただ、ひとつだけデメリットがあります。6回の睡眠のうち、ひとつも睡眠を欠かしてはいけません。そうするとすぐに疲れて身体に力が入らなくなってしまいます。

この睡眠法こそが、レオナルド・ダ・ヴィンチとサルバドール・ダリのクリエイティビティの秘訣だったようです。ダリは、寝るときにベッドの下に金属製のトレイを置き、自分の手にスプーンを握ってベッドに入ったそうです。眠りにつくと、力が抜けてスプーンが落ちます。スプーンが落ちるとトレイとぶつかってキーンと音が鳴るので、うるさくて起きます。起きる瞬間の半分寝ぼけた状態のときに新しいアイデアを生み出していたそうです。

ウィンストン・チャーチルの睡眠

睡眠のとり方: 夜に5時間 + 昼寝1.5時間 = 合計6.5時間

イギリスの歴史上最も偉大な政治家の一人、ウィンストン・チャーチル。チャーチルは次のような睡眠をとっていました。深夜3時に寝て、朝8時に起きる。そして昼食後におよそ1.5時間のお昼寝をする。

『昼食と夕食の間には昼寝をするべきです!服は来たままでベッドの上で横になります。私はいつもそうしています。昼寝をすると働く時間が少なくなってしまうというのは間違っています。逆です。まるで1日に2日分の時間があるかのように、もっと仕事ができるのです。』

ニコラ・テスラの睡眠

睡眠のとり方: 夜に2時間 + 昼寝20分 = 合計2時間20分

高名な発明家ニコラ・テスラ。代替エネルギーの研究に多大な貢献をした人物ですが、彼は一日に2、3時間しか寝ていませんでした。

徹夜して研究に没頭することもありましたが、普段はこの方法で睡眠を取っていたそうです。この睡眠方法には偉大な科学者ニコラ・テスラの名前がついているとか。

他の動物の睡眠

寝る人

睡眠のとり方: 夜に1.5時間 + 20分の睡眠3回 = 合計2.5時間

研究によると、人間の赤ちゃんが生まれてから3歳ごろまで、また他の多くの動物はこの方法で睡眠をとっているようです。

たとえば、象は「Everyman」と呼ばれる有名な方法で睡眠を取っており、平均すると一日2時間の睡眠をとっています。夜に1時間睡眠をとり、他の時間に15分の睡眠を4回とります。寝る時間を柔軟に調整できるため、さまざまな環境に適応しやすいとのこと。また、15分の短い睡眠であれば、仮に取れなくても健康への影響は少ないそうです。

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